
東京都北区赤羽。JR赤羽駅から徒歩7分。東京メトロ南北線赤羽岩淵駅から徒歩1分。2年過ごした赤羽から引越し。住めば都というが、ちょっと都会から遠かった。しかし便利な街であることは確か。イメージがあまり良くないせいでアンダーバリューされているのだろう。駅の近くにイトーヨーカドーもあれば、ダイエーもSEIYUもある。何か困ることがあるわけでもない。しかし時期が来れば人は入れ替わる。更新料が1.5ヶ月とか理解できない契約書にサインしたことは、今思うと需要と供給なのかも知れないと、経済学の教科書を引っ張り出して来る。そうか経済ってやっぱり役に立たないってことですね、フリードマン先生。引越しは人生で何度目か。6度目か7度目である。数えるのが面倒なので、この赤羽が社会人になってからは2度目の住居である。

引越しをすることの効用について。新しい場所は、刺激を与えてくれる。人間も動物の1つの種類として、ストレスの無い生活には耐えられないはずである。これは見えない効用。引越しには不動産を探すための時間と金がかかる。不動産業者が頭が悪すぎるからである。不動産を探したいだけなのに、何故一方通行の道に突っ込んで、それを警察に見付かり罰金を喰らう頭の悪いアパマン上野店の齋藤に付き合わねばならないのか。時間と金の無駄である。不動産業界は情報の透明性がかなり悪い。道頓堀川ぐらいだろう。潜って底の泥を飲めば死ぬ。情報の非対称性という、経済学の教科書では存在するのが当たり前とされている状況も、不動産業者が単に頭が悪いだけだと思うと納得がいかない。条件に合う不動産を探すためには、相当な労力が必要である。こういったコストや、実際に引越しをするために業者に払うコストなど、もろもろを考えれば買ったほうが良いというのも分からなくはない。

不動産を買ってしまうと、値段の上下動が気になる。上に向かう分にはそんなに気にしないだろうが、下がる時はレバレッジが効いている分恐怖である。しかし買っていることで、ある程度自由が利く。モノを壊しても自分で治せば良いし、納得が行く。その分大事に使う意識があるかも知れない。敷金が返って来ない等と言って、仲介業者と揉める必要もない。借りている側はごねるべきであるということを今回学んだ。こういった無駄な労力は一応ノウハウとして蓄積されるし、知り合いに教えると少し感謝される。2年おきに引越しを繰り返すのは苦痛である。しかし家族構成が変わったりする可能性を考えれば、いつ買えば良いのかも良く分からない。お金が無限にある訳では無い場合は、人生において不動産を何度も買うということは無いのである。投資においてレバレッジを効かせたい人にはお勧めする。

中古不動産の下落は現状ではそれほどではないが、これだけ金の回らない状態が続けば将来は見えているようなものである。新築マンションに今時手を出す人はなかなかいないだろうが、値引合戦の行く末は一体どのような未来だ。不動産業界はレバレッジを利かせるしかないから、こういう時は資金繰りへの恐怖から叩き売るしかないはずである。その叩き売りのマンションは安いのか、と言われるとそうでも無いような気がする。たった20年しか持たない日本の不動産に、大金を注ぎ込んで生活にレバレッジをかけるのは怖い。地震がいつくるのかも分からないし、保険でリスクをカバーしていたと思ったら保険会社が変なデリバティブの売り手になっていて飛んだりする時代である。

今来ている波もいつかは落ち着く。強気強気で主張し続けていた人間が落ち着いて、もう暫く続くでしょうね、なんていい始めたら株価は上がる。先行指標に従うのが一番正しいのだろうが、たまには間違えることもある。ヘッジファンド様だって、フォルクスワーゲンの株価があんなに上がるなんて夢にも思わなかっただろう。ご愁傷様です。乗っかれた人は信じられないぐらい儲かっただろう。巨大な踏み上げの地獄絵図である。そういった偶然がどこにでも転がっていると思ってしまうのが、愚図な一般投資家というものである。一般投資家が何か騒いでいたらその逆を行く。それが一番損をしない方法である。大体世界中で遅ればせながら日本が馳せ参じるようなマーケットというのは、撤退すべき時期だと知らせてくれる場合が多いから、日本のマスコミはそういう意味では多少存在意義があるのかも知れない。彼等の報道は、何だかすっかり冷めたお茶みたいなものである。仕方ないから庭に撒くしかない。庭の芝生も喜ばない。試しに床を拭いてみる。カテキンで汚れが綺麗に落ちる。
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