2008年12月21日日曜日

Ebisu 1

何の気は無しに恵比寿に到着。普段良く来るだけあって、やはり写真を撮ったことは一度もない。恵比寿駅の駅ビルはアトレ。成城石井も入るこの駅ビルで不満を挙げるとすれば、有隣堂の本の品揃えぐらいか。良く行く本屋は、八重洲ブックセンターとか、丸の内丸善、日本橋丸善あたりであるが、一番品揃えが良いと感じたのは池袋のジュンク堂である。洋書を探すときに大体その店の品揃えというものは分かるが、上記3点を上回る規模であったように感じる。ただ洋書はやはり欲しいものがすぐに見付からないこともあり、手にとって立ち読み、というわけにもいかずamazonに頼らざるを得ないところもある。日本語訳の本にも素晴らしいものがあるが、出来るだけ原書に触れたいと思うのは、行間を自分で理解する訓練も兼ねているからなのだろう。残念ながら英語教育という観点からすると後進国である日本の国民であるが故、英語を読むスピードというのは相当な訓練を積んでも行間を読むことを考えれば遅い。
英語で文章を暗記したりすることは難しいように感じる。日本語であれば、試験の勉強のために止むを得ず暗記したりしたものが、今でも残っていたりする。そもそも会計士試験の監査論とか、日本語であると辛うじて分かるような文章が延々と並び、これを暗記するというのは当初は相当に苦痛だったはずである。入社直後は難しく感じていた本も、今ではどこに何が書いてあるのか何となく分かるようになってきている。自分では前進していないと感じていても、客観的な証拠が積みあがっていることを否定する必要はなく、出来なかったことが少し出来るようになっているのである。積み重ねのその先に技術革新がある。会計とか監査にはそういったことは必要が無いのかも知れないが、だからと言って蓄積が必要ない訳ではない。いかにパソコンのスペックが小さくても計算してもらわなければ困る訳である。辛いと思うような出来事は、技術革新へのモチベーションになるかも知れない。そういった修行の積み重ねの回数は、重大な意思決定を日常にもたらし、人間の成長を促していく。
恵比寿ガーデンプレイス。土曜日ともなると、そしてクリスマスが近いこともあり、カップルだらけである。イルミネーション目当てという人もいる訳である。残念ながら、恵比寿の良さというものをそれほど実感している訳ではない。ランチのレベルというのもそれほど高いわけでもないし、そもそも外食が好きではないので三越でお弁当を毎日食べるわけだが、もう食べたことの無いお弁当が無いぐらい食べている訳である。ガーデンプレイスタワーは確か39階立てで、殆んどがオフィスである。このタワーが出来るまでは街としては本当に小さかったのだろうが、労働人口を大量に増加させたことになろう。ただ、恵比寿駅からスカイウォークという名の歩く歩道で10分ぐらいかけないと辿り着かないというのはネックである。遠すぎる。随分オフィスの賃料も下がりつつあるようで、高騰を続けていた丸の内の不動産景気にも翳りが出ている訳である。当たり前だが、会計上も色々なところに問題が出てくる。
恵比寿ガーデンプレイスの居住区も空室が目立ち始めているという噂を聞く。月額200万円を超えるような家賃を払うことが出来るだけで凄いと思うが、そういった人たちをターゲットにしているようなビジネスはどのようなリスクに影響を受けるのかということを今回の金融危機では意図せずして認識することになっただろう。必要のない経費は削減されていく。これは人間の欲求に関連していて、避けることは出来ないのである。生きることを長期で維持できる水準で普通の人間は暮らそうとするはずで、負の資産効果が生じるほどに株価や不動産価格が下落していれば、これまで通っていた寿司屋に行くことも週に1回から月に1回とかに変わるかも知れない。そもそも成金を相手にビジネスをするということは、セレブリティに憧れて無理をして金を使う人を相手にするというようなこともあるわけであり、そういったレバレッジのかかった状態の人がその後どうなったのかは想像に難くない。
人が群がっているこのバカラの装飾というか、シャンデリア?のような物体は、数億円するとかそういう話だったような気がする。人工の光に群がって、綺麗だねと言いながらよう分からんがこの私に写真を撮ってくれと言ってくるカップルはいる訳である。一眼レフを構えてひたすらシャッターを切る私の方がよっぽど怪しいが、断る理由も無いし、撮影してあげる。彼等の記憶にシャンデリアは残るのだろうが、私の記憶が残ることは無い。何が嫌という訳ではないが、不思議なのは観光地で写真を撮ってもらうということは皆ただだと思っているところである。海外旅行に行くと、たまに写真を撮ってくれと頼まれることがあるが、これも無料サービス。助け合いというやつか。頼まれたときは2枚撮るようにしている。自分のアングルには納得しているつもりだが、好みの違いで彼らに私の能力を疑われるのは心外だからである。

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